死者の日? Día de muertos
そろそろハロウィンの時期が近づいてきました。
メキシコでもハロウィンは行われます。
しかしこの国ではハロウィンの他に死者への思いを馳せ祝う日があります。映画のCoco(リメンバー・ミー)がそれを扱っている映画です。
11月2日、それが死者の日 / Día de muertos です。
死者の日って何するの
では死者の日に何をするのかですが、州によって祝い方が少し変わってきます。
代表的なのは家族のお墓に行きお墓を掃除したりお花を添えたりします。日本でいうお墓参りみたいなものです。
州によってはお墓を綺麗にした後に一晩中お墓で故人と共に過ごすこともあります。
家族によっては家の中に祭壇を置く家がありそこに故人の写真、ロウソク、お水(コップ)、マリーゴールドのお花、切り紙細工(Papel picado)、食事、お酒、骸骨のお菓子を置きます。
それらの物を置く理由ですが次のようになります。
- 故人の写真 → 誰の事かわかるように。
- ロウソク → 故人が家まで帰れるように道に灯す明かりとして。
- お水(コップ) → 家まで帰ってきて疲れているので飲んでもらうため。
- マリーゴールドのお花と切り紙細工(Papel picado) → 装飾です。切り紙細工に関しては紫と黄色が主流ですが、基本的に何色でもいいです。
- 食事 → Pan de muerto、フルーツ、故人が好きだったご飯を置きます。
- お酒 → メキシコ人はお酒が好きな人が多く、故人が好きだったお酒を置きます。
- 骸骨のお菓子 → いろいろ意味があるのですが、基本的には装飾です。
これらの物を準備してメキシコ人は死者の日を迎えます。
ハロウィンと死者の日が近づくにつれてスーパーやデパートではそれらの装飾品を大量に売っています。
これが終わると次はクリスマスのための商品がお店にずらっと並ぶことになります。
これらの販売を見るたびに今年も終わるのか、と考えてしまいます。
今回は短いですが、以上になります。
ありがとうございました。
メキシコで家を借りる
今回はメキシコでどのようにして家を借りるのかについて書いていきます。
基本的にはネットで探す
メキシコで家を探す方法はいくつかあるのですが、基本的にはネットで探すことが多いです。
「Casas en renta ○○(←場所名)」と検索すればたくさんのページが出てきて、そこから予算であったり希望条件をフィルターの欄でチェックしていけば検索ができます。
もしくはFacebook等のSNSで探すことができます。しかし日本のように賃貸の会社があってオフィスで詳細を聞く、みたいなことははぼ無いです。主流なのは家を持っている人と直接契約する形です。ただ仲介業者は少ないですがあるのでそれを通して契約するのをおすすめします。理由は後に説明します。
コンタクトして下見の約束
これは日本でも同じと思いますが、下見は絶対するべきです。
大家さんには下見であろうがその場で契約をしようとしてくる人が多いです。たとえその場で決めたとしても契約書にしっかり両者がサインするまでは絶対にお金を払わないようにして下さい。
契約をする
契約をする際には次の物が必要になることが多いです。
- デポジット(基本的に1ヶ月分、もしくは2ヶ月分)
- 身分証明書
- 保証人(契約時には一緒に来てもらう必要がある)
ここで大事なのは上に書いた仲介業者を使うことでデポジットがどうなるかが変わることです。大家と直接契約をすると、人にもよりますが契約終了時に何らかの理由つけてデポジットを返さない人が非常に多いです。仲介業者を通すと、大家、家を借りる人、そして仲介業者の3人で契約を結ぶことになり後々に問題を起こさずに退去することができます。
仲介業者を通しても通さなくても家の中や、家具の状態をしっかりと写真に収めて、「この状態の家を借りました」という約束も契約書に入れてもらうようにしましょう。
あとは契約書はしっかり読むようにしましょう。スペイン語がわからないという方は会社の人事総務部に協力を依頼して通訳の方に助けてもらうのも良いと思います。
支払い遅延による罰金、契約期間未満で家を返す場合の罰金料金、家具等の修理は大家が支払いをする、等の約束を契約書に入れてもらうようにしましょう。その他には水道代、電気代、インターネット代、ガス代、住宅街のメンテナンス費(メキシコでは安全性のため区切られ、警備員が駐在している住宅が多いです)等が家賃に含まれているかの確認もしておきましょう。
またここで大切になるのが契約をするタイミングです。メキシコでは契約書にサインした日にデポジットと最初の月の支払いを行い、その場で鍵を渡され住むことができるようになることが普通です。そのサインした日から1ヶ月ごとに支払いを行うようになります。
この場所に引っ越すことは決めたけど、契約書に書かれる家の引き渡し日を月初めにしたい、という場合でも大抵の大家さんは「じゃあ月初めに契約しましょう。」と言ってくるでしょう。交渉次第ではその場で契約は済ませ、家の引き渡しが月初めとできることもあります。
契約期間ですが基本的には1年です。交渉によって変更はできると思います。
家具は付いてる?
メキシコの賃貸では基本的に家具は付いていません。(中には家具付きで貸しているところがありますが、少し値段が高く全ての家具が揃っているとは限りません。)
付いていたとしてもキッチンやクローゼットぐらいです。駐在員や現地採用の方でメキシコに住む年数がだいたい決まっている人は少し高くてもできるだけ家具が付いている家を探す方がいいかもしれません。
以上がメキシコで家を借りるための手順、または注意する点になります。
ありがとうございました。
メキシコで役立つおすすめアプリ
メキシコで生活していく上であれば役に立つアプリを紹介していきます。
今回は3つのアプリを紹介させて頂きます。
銀行のアプリ
メキシコの銀行は思っている以上に進んでいるところがあり、それが各銀行が提供しているアプリです。
メキシコでよく使われる銀行がBBVA、CitiBanamex、Banorte、Santander、そしてHSBCです。駐在の方でも現地採用の方でもおそらくこれらの銀行のいずれかを使うことになると思います。
(各銀行で特色があるのでどの銀行がおすすめか、というのは今回は話さないです。
もし機会があればその時に記事にしようと思います。)
いずれの銀行にしても言えることはアプリは使う方が良い!ということです。
理由としては残高照会や他の口座への振り込み等はもちろんなのですが、一番の理由は「アプリを使うことでデビットカード無しでお金を引き出すことができる」というとこです。
それぞれの銀行で方法は違いますが、大抵はアプリ内で「カード無しでの引き出し(Retiro sin tarjeta)」という場所がありそこから金額の選択を行うと数桁のコードが送られてきたり、コードの画面に移動したりします。そしてATMで「Retiro sin tarjeta」を選択しその指定されたコードを入力するだけでお金を引き出すことができます。
この「カード無しでの引き出し」の良いところはカードをATMに入れパスワードを入力する必要がないということです。メキシコではATMでパスワードを入力している時に何らかの方法でパスワードを盗まれることがよくあります。しかしアプリを使って引き出せばパスワードが漏れる心配はありません。
銀行のアプリは私も普段から使っていますし、本当に役に立つのでぜひメキシコで口座を開設した時は使ってみてください。
Waze
これは運転ナビアプリです。
日本では車にナビが付いていてわざわざ携帯のナビを使うことはないと思います。
しかし、メキシコでいろいろな車に乗せてもらったりしてきましたが、ナビが付いている車はあまり無いような気がします。(高級車はどうか分かりませんが。。。)
それなので現地人が車で道がわからない所に向かって出かける時にはよく携帯での運転ナビを使っているのですが、それがWazeです。
他のナビアプリと同じように渋滞や事故、または工事の情報はもちろんのこと、警察が張っている場所や事故の理由がわかるということです。なぜわかるのかですが、Wazeではユーザーが渋滞にあってしまった場合や張っている警察を見つけるとそれを書き込む事ができるのです。それなので例えば渋滞に引っかかってしまいWazeで確認すると「渋滞中」というマークがありそれを押すと吹き出しのマークがあります。それを押すと他のユーザーが書き込んでいれば「車が横転してる。」というようになぜ渋滞しているのかを見ることができます。それに普通にナビとしても使いやすく私もよく使っています。
言語も日本語での音声案内もあるのでスペイン語に自信が無い方でも問題なく使うことができると思います。
Mi Telcel
携帯キャリア会社のtelcelが出しているアプリです。(私がtelcelを使っているので紹介させて頂きます。)
登録することでネットの使用料を確認や使用できる容量を超過した場合に追加でネットのパックを購入することができます。
また支払いの領収書を見ることもできますし、telcelを使うことでポイント(携帯を購入したりできる)が貰えるのですが、そのポイントをいくら持っているのかを確認することができます。
上記の2つに比べてすごい簡単な説明になってしまいましたが、使用頻度はかなり高く必須のアプリだと思います。
以上でメキシコで役立つおすすめアプリの紹介を終わります。
ありがとうございました。
メキシコで携帯電話の契約
今回はメキシコでの携帯電話の契約の仕方について書いていきます。
Telcelというメキシコで1番大きく、また使われている通信会社での契約方法についてです。
まず店舗に行って契約の準備を始める前に以下の物を準備する必要があります。
1. 身分証明証(どれか1つ)
- 一時居住者用査証
- パスポート
- 運転免許証(メキシコの)
2. 住居証明(下記の請求書のうちどれか1つで60日以内のもの)
- 水道
- 電気
- 電話
3. 身元保証 2人分(名前と電話番号)
4. 連絡先
5. 引き落としで支払いたい場合はクレジットカード(Visa, Master Card)
これらを持って行き、契約を行う時にクレジットカード作成時のように審査があります。そのためにサインを頼まれることがあります。
携帯電話の購入
Telcelで購入
Telcelで購入する場合ですが、2つ方法があります。
1つめが携帯代を一括で支払う方法。
この場合は下に書かれている契約の種類を自由に選ぶことができます。しかし、携帯電話自体はTelcelでしか使えないようにブロックされています。
2つめが携帯代を月々の携帯使用料金を支払い、携帯代を払わなくて済む方法。(ここに関しては下で詳しく説明します。)
この場合契約の種類として期間契約プランしか選べなくなります。上記の一括支払いと同じくTelcelでのみしか使えないようにブロックされています。
シムフリーを購入
シムフリー機の購入はメキシコ国内にたくさんある携帯電話メーカーの店頭で購入することができます。(Apple ShopやSamusung など) また日本でシムフリーを使われているのであればそれを持ってきて使うこともできますし、私の場合は日本を出る前にインターネットでシムフリー機を購入しそちらをメキシコで使っていました。(Androidに関してはあまり種類がなく、こだわりのある方は日本で買われてからメキシコに来られる方がいいと思います。)
契約の種類(プラン、もしくはプリペイド)
プランでの契約
メキシコでも日本と同じようにプランでの契約をすることができます。月々の使用できるGB数によって金額は変わってきます。
そのプラン契約には2種類の契約方法があり、またその2種類の中からもう2種類の契約の仕方があり計4種類からなります。
期間フリープラン
最初の2種類のうちの1つめが期間フリープランです。
こちらはシムフリー機、もしくはすでに支払いが終わっている携帯電話で契約できるものになります。
これは契約したいときに契約できて、辞めたいときに辞めれるプラン契約です。
例を使って説明すると、
最初に3GBの契約をしたとします。その後、5GBのプランに変えたい場合、telcelの店舗に行きプランの契約をし直すことができます。(前回の変更後、最低6ヶ月は待たないといけません。)
期間契約プラン
もう1つが期間契約プランです。
こちらはtelcelで携帯を購入し、月々の使用料と共に携帯代を支払っていく場合に必須のプランです。
telcelで何ヶ月のプランがあるかを提示してもらうことができ、その中から例えば18ヶ月や24ヶ月のように自分で選択することができます。
1つめのフリープランとは違い選択した期間はプランの変更は基本的にできません。(選択した期間を待たずにプランの変更することはできますが罰金が発生します。)
またこの契約をする時には注意が必要です。
「プランと契約月数を選ぶ」 → 「選ばれたプランから貰えることのできる携帯電話を選ぶ」 → 月々のプラン使用料のみ支払うだけでOK
「プランと契約月数を選ぶ」 → 「その中に欲しい携帯が無く、より高い携帯を選ぶ」 → プランと契約月数から計算し、携帯代の差額を初期費用としてそこで支払わなければならない、もしくはプランまたは契約月数を変更して差額を払わなくていいようにする。
(例) プランと契約月数から5,000ペソまでの携帯を選ぶことができる。でも自分は10,000ペソの携帯が欲しい。
オプション① 差額の5,000ペソをその場で支払う。
オプション② プランまたは契約月数を変更し差額の支払いをなくす。
制限プランか無制限プラン
プランでの契約に書いたもう2種類の契約の仕方が、「制限プラン(Telcel Max Sin Límite)」と「無制限プラン(Telcel Max Sin Límite Mixto)」です。
この2つの内容は非常に簡単です。
「制限プラン」
契約時に選択したGB容量に使用量が達した時点でネットが使えなくなる。(電話やSMSは使えます。) 使用量を管理するためのもので親が子供に携帯を持たせている場合によく使われると聞きました。こちらは同じGB数でも「無制限プラン」より少し高くなっています。
「無制限プラン」
契約時に洗濯したGB容量を超過しても引き続きネットを使うことができるが、超過した分の請求が合わせてくる。さらに超過した分は割高となっている。
プリペイド
メキシコで意外と多いのがプリペイド式です。
携帯を購入し必要な時にOXXO(メキシコの大手コンビニチェーン)や薬局等のチャージができるところでチャージをすることができます。(私も最初はこれでした。)
(おそらく日本人の大半はプランで契約されている方が多いと思いますが、情報として載せておきました)
以上がメキシコでの携帯電話の契約になります。
telcelの場合は自分が使用したデータの確認等ができるアプリもあります。
いつかメキシコで使えるおすすめアプリというタイトルで記事を書こうと思っていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
ありがとうございました。
メキシコで仕事をする / 通訳【経験談】 Part 2
Part 2です。
クビ!? 部署異動!! 【転機】
最初に所属した部署は人数が少なく、そもそもあまり会議や通訳をする機会がありませんでした。それを見かねてなのか他部署の日本人スタッフ(部長)が自分を簡単な通訳に使ってくれることになりました。オフィスの事務系の部署から現場の部署に異動したことにより、会社がどんなことをしているのかを勉強しながら通訳をすることができるようになりました。しかし最初はスペイン語で言われていることがわからず苦労の連続でしたが、毎日メキシコ人とたわいも無い話をすることで自分の中で少しずつ話せるようになっているのでは、と思うようになりました。これは良い事なのかはわからないのですが、昼食も日本人と食べていたのをやめて現地人と一緒に食べる事で無理矢理にでも耳を慣らすようにもしていました。(その後メキシコ人同僚からは部署異動をしてからスペイン語力が伸びてきた、とまで言われるようになりました。)
スペイン語が理解されない、できない!? 再び!?
社内でスペイン語を使って通訳・翻訳がある程度できるようになり、ついに得意先やサプライヤーといった出張先での通訳を任せられるようになりました。社内でついた自信があったので大丈夫だろうと思っていたのですが、サプライヤーや得意先によっては通訳者を使って会話することに慣れていないところも多く、また通訳として参加しているからにはスペイン語もネイティブレベルでできるのだろうと思われていたのか通訳する間もなく話されたりしていました。そうなると焦ってしまい全く役に立たない会議も多々ありました。最初の社内会議のように英語で話されることも多かったです。しかしそれも慣れだと思い何回も出張に行かせてもらいだんだんと通訳ができるようになり始めました。
通訳として「ほぼ」問題なしに
いろいろな経験をし社内外を含め通訳をすることの問題がなくなり通訳としてではなく現地人と一緒に通常業務をすることになったのですが、それはまた別の機会にします。
起きた事全てを書くと膨大な量になるので全てを書いてはいませんがPart 1を含め書いたように未経験OKで会社に入ったとしても上手くいくとは限りません。
いろいろな人の話を聞くと自分より苦労した人の方が多いという印象です。これからメキシコで通訳として働かれる人にとっては少し厳しい現実かと思いますが、あらかじめこういう事が起こるんだろうなと思っていれば少しは気が楽になると思い書きました。
以上になります。
ありがとうございました。
メキシコで仕事をする / 通訳【経験談】 Part 1
何日かに分けてタイトルの通りメキシコで仕事をした経験について書いていきます。
今回はPart 1です。
日本で就活失敗!?
私は大学2〜3年の間に1年大学を休学してスペインに語学留学をし、その際に海外で働いてみたいなと思うようになりました。その時はなんとなくどこかの会社に入って2.3年後くらいに海外駐在できたら良いなと考えていました。留学から帰りいざ周りが就活を始め説明会に行き始めた頃に、私も1社(自動車系)の説明会に行きました。そこで質問等して聞いたのですが、駐在員として海外に行くのは若くしては無理だ(会社にもよると思いますが、私の行った所では。)と言われ、その上説明会の最後の方に出てきた部長クラスのお偉いさんの話を聞いてこういう会社では絶対働きたくない、と思うようになり説明会に行ったのはその1社きりで海外の現地採用で国外に出ようと決断しました。
仕事が見つからない!?
ざっくりと海外で仕事をしたい!と決めただけなので、どこの国に行きたいか、どのような仕事をしたいか、などが一切決まっておらず語学大学卒なので武器として持っているのは言語のみでした。しかも英語はそこまで得意ではなかったので、ただ「スペイン語が少し話せますよ」という武器しかありませんでした。そうなるとスペイン、もしくはメキシコと中南米しかありません。とりあえず周りの人に聞いたり、ネットで探したりして仕事を斡旋してくれる会社に連絡をしました。が、なかなか仕事が見つからずバイトばかりしていました。そのような時間を過ごしているうちにとある会社の面接にスペイン語つうやくとして合格し、ビザサポートもしてもらうという形で契約をしてもらうことになりました。
スペイン語が理解できない、話せない!?
日本でしておかなければならないビザ関係の手続きを終わらせ、メキシコに着いたのが2016年です。最初は会社が契約していたアパートに入り、翌日から会社に行きました。会社紹介や配属される部署の説明を簡単にしてもらい、いざ仕事がスタートしました。直属の日本人上司は一時帰国中でいなかったので、スペイン語の勉強をしたり会社内をぶらぶらしていました。上司が一時帰国から戻り通訳/翻訳の仕事が開始したのですが、メキシコ人の言っていることがわからない、伝えたスペイン語は全く理解されなかったのです。会社には英語ができる日本人駐在員の方もいましたので、自分が通訳として担当する会議では英語を使うようになり通訳としての存在意義は?と思うようになりました。このまま仕事をできるのだろうか、日本に帰って就職し直す方が良いのではないか、とまで思うようになっていました。
続き。
メキシコで働くために
私は大学卒業後、新卒としてメキシコで現地採用で働きました。
中には同じように新卒で一度海外に出て仕事をしてみたい人や、海外永住するために仕事を探している方、またはこれから探して見ようという人がいると思います。
そのような人のために少しでもタメになればと思い、これらの3つのテーマについて書いていきます。
- 現地採用とは
- 現地採用とは違う駐在員とは
- 就活の仕方
1. 現地採用とは
メキシコ(他の国も同じだと思いますが)で会社員として働くには2つの方法があり、そのうちの1つが「現地採用」です。
「現地採用」という文字の通りメキシコの会社に会社員として採用、契約してもらうことです。会社によって違いはあると思いますが、基本的に日本の会社(本社)とのしがらみのようなものは無いと思われます。
給与や福利厚生の面では、メキシコの場合は日本人の需要が高く、かなりの高待遇を用意している会社が多くあります。しかし、日本で同年代が貰っているような給料ではありませんがメキシコで生活するには十分な給与が貰えます。(給与や福利厚生に関してはメキシコ国内の地域差があります。書くべきかどうか迷ったのですが、治安の悪い地域、田舎にある会社は人を集めるために高待遇を用意してるところが多いです。逆に都会や安全な地域は自然に人が集まりやすいので高待遇な所が少なく感じます。)
2. 現地採用とは違う駐在員とは
次に現地採用とは違う「駐在員」とは何かについてです。
現地採用と大きく違う点は、日本の会社(本社)に採用、契約をしてもらいメキシコに日本人スタッフとして駐在するということです。それなのでもちろん日本とのやりとりが多くなりますし、日本との電話会議等をたくさんしているイメージがあります。残業や休日出勤もされてる方が多いようで、海外でのんびり仕事をしたいという方には向いてないかと思います。
しかし、給与や福利厚生に関しては日本で仕事をしている人と同等、または海外駐在ということで給与にプラスアルファがある会社も多いです。また、駐在員として仕事をするメリットとして「社用車支給」「携帯電話支給」「一時帰国費の支給」「引越し費の支給」「住宅手当」「日本の保険」等、とても高待遇な福利厚生があります。(現地採用でも少ないですが上記の福利厚生を出してくれる会社もあります。)
3. 就活の仕方
では上記の「現地採用」や「駐在員」としてメキシコで働くためには何をすれば良いのかです。
まず簡単なのは圧倒的に「現地採用」です。
メキシコでの仕事を斡旋している日系企業は多く、それらの企業のサイトに行けば求人ページというものがありそこで求人一覧を見ることができます。また簡単な理由ですが、「駐在員」の求人に比べて求人数が多いこと、また会社によっては未経験OKや新卒OK、英語のみでOKというのが多いからです。気に入った求人があった場合はそのサイトの会社に連絡して詳しい情報を貰うと良いと思います。
他にもスペイン語で求人 "Vacantes en México" などと検索すると求人が出てきます。スペイン語ができるのであればメキシコにある日系の会社に直接メールで履歴書を送り自分を売り込むこともできます。(私の場合はあまり返事がきませんでした。)
次に「駐在員」として仕事を探す場合ですが、日本の大手転職サイトや上記のメキシコで仕事を斡旋している企業を使うと良いと思います。もちろん新卒OK等は少ないですし、日本である期間を仕事してから駐在させる形が多いです。駐在員を目指す方には一度現地採用で会社に入り、そこから日本本社契約をしてもらうというのをおすすめします。1年、2年では無理だと思いますが、本社契約への切替有りという提示をしている会社を探すのが良いと思います。
ここで1つおすすめしたいことがあります。
仕事を探していて面接までたどり着いた時に給与や福利厚生の交渉を行うことです。例えば住宅手当をつけてもらえないでしょうか、などです。そう簡単には交渉が上手くはいかないと思いますが、何か追加でもらえればラッキーくらいの感覚でとりあえず交渉してみるのをおすすめします。
以上になります。
これらの情報が皆さんの役に立つかは分かりませんが、少しでも役に立てばと思います。
わからないこと等があればコメントをしてもらえば、答えられる範囲で回答させて頂きます。
ありがとうございました。