Vida en México

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メキシコ在住日本人男性のブログ

メキシコで働く【新卒 / 転職】

 (前回はメキシコで働くうえでの採用の種類や仕事の探し方を簡単に書きました。)nsmexqro.hatenablog.com 
今回はこれからメキシコで働き始めたい!もうメキシコにいるけど転職してより良い待遇が欲しい!という人に読んでもらいたいです。 まずメキシコで働くといっても職種によって給与や福利厚生は大きく変わってきます。スペイン語を大学、または独学で勉強して通訳として働くこともできますし、現在仕事されている方はその知識や経験を活かせばスペイン語力が無くても採用してもらうことができます。 
何から始めれば良いのか、どうすれば良いのかがわからない方に簡単ではありますが書いていきます。

 

1. 履歴書の作成

新卒であろうが転職であろうがまず最初に履歴書を作成する必要があります。メキシコでは日本のような履歴書のフォーマットは無く、Wordで作成することが多いです。後に書きますが、メキシコ商工会議所では履歴書を会議所の会員企業に展開してもらえるサービスがあります。この方法を使う場合はWordでもメキシコ商工会議所が準備している履歴書を使うことができます。話を戻しますが履歴書作成です。Wordでできる限りシンプルなデザインで下記の内容を書きます。

  • 名前
  • 顔写真
  • 住所
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 目的/目標(会社や自身の成長について)
  • 知識(他言語を話せる場合はその言語とレベル、専門職者の場合はそれに関する知識等)
  • 能力(時間を守る、責任感、分析力等のレベルや資格で書けないもの)
  • 職歴(日本の履歴書と同じく会社名、役職名、期間、そして職務内容を詳しく)
  • 学歴(大学のみで大丈夫)

これらの内容が基本になります。スペイン語ができる方は日本語、スペイン語、英語の履歴書を作りましょう。スペイン語ができないという方は最低限日本語と英語の履歴書は作っておきましょう。

 

2. 仕事を探す

 

次に仕事を探す段階に入ります。仕事の探し方はたくさんあります。

 

メキシコ商工会議所

メキシコ商工会議所には求人の募集、求職者として登録というサービスがあります。
求人の募集はその名の通り求人している会社の募集を見ることができます。
求職者として登録のページではいくつかの質問に回答し履歴書を送ることでメキシコ商工会議所に登録している会員企業に履歴書を見てもらうことができます。求職者側からコンタクトすることは無く基本的に待つ形になります。

 

就職/転職サポート会社

メキシコにはQuick Global MexicoLeverages Career Mexicoなどの就職/転職サポート会社がいくつかありそこに連絡し求人している会社を探してもらう、またはそれらの会社のサイトから求人している会社を探し興味のある求人があればサポート会社に連絡して仕事を探すことができます。日本のDaijob Working abroadなどの会社を使って就職することも可能です。またスペイン語ができる方はメキシコのサポート会社を使うこともできますし、可能性は広がると思います。

 

LinkedIn

LinkedInはビジネス特化型SNSです。TwitterやFacebookなどのSNSとは違い完全にビジネス関係のポストが多いです。このSNSでは求人情報を探すこともでき、メキシコのサポート会社の人はこれを使い求職者を探している人が多いです。仕事を探す際には希望給与、希望勤務地は予め決めておきましょう。
メキシコ商工会議所では履歴書の中に書く必要があり、サポート会社ではコンタクト後に電話での面接またはビデオ通話の面接をするところが多く、その中で希望給与と希望勤務地などの簡単な質問をされます。面接に関しては次の項目にて書きます。

 

3. 面接

「2. 仕事を探す」に書いた方法で仕事を探し、興味のある会社を見つけ書類選考が通るとついに面接が始まります。(またはサポート会社との面接)

メキシコ在住で住んでいる場所の近くの会社の面接なら直接会社に訪れることになるでしょう。住んでいる場所から遠い、または日本から渡墨して就職または転職する場合はビデオ通話の面接になると思います。(中にはビデオ通話ではなく電話のみのところもあります)

ここで注意しないといけないのは日本でメキシコの会社とビデオ通話で面接する場合です。時差の関係上、大抵日本時間の早朝(メキシコ時間の夕方)に面接が行われることが多いです。スーツを来て面接を受けると思いますが、上半身のみしか見えないので下半身はパジャマ等の寝巻きのままで大丈夫です。ただ時期(サマータイムか、そうでないのか)と会社によってはかなりの早朝に面接が組まれることがありますので時間には余裕を持って準備するようにしましょう。


面接の中で職種によってはテストをされることがあります。通訳/翻訳の場合は最初は日本人の方と面接で途中からメキシコ人に変わりスペイン語で面接をされる会社もあります。また翻訳レベルを見るために課題を渡されることもあります。ただ焦らずに自分のできる範囲のスペイン語で伝えようとすることが大切で、難しい表現とは使わなくて良いと思います。

  

就職/転職には最低でも上記のステップを踏むことになります。

 

現在はコロナウイルスの関係でメキシコも人員削減を行っているのでなかなか求人はないですが、基本的に日本人不足の会社が多いので状況が落ち着けばたくさんの求人が出てくると思っています。 

 

就職もしくは転職する上でおすすめしたい事があるのですがそれは今回は書いておりません。

こちらの記事に書いてあるので興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

note.com

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。