メキシコでの確定申告の仕方 Part 1
今回はメキシコでの確定申告の方法を書いていきます。
これはメキシコで現地採用の方が行える方法で駐在の方にはできません。
なぜなら駐在の方は日本とメキシコの両方で給料を貰っており、基本的に会社が確定申告を行うからです。また計算方法も現地採用の方とは異なります。
現地採用の方で会社が確定申告をしてくれず自分でしなければならない、という場合は役に立つと思うのでぜひ読んでみてください。
パスワードの作成
メキシコで確定申告を行うにはSAT(メキシコ国税庁)でパスワードを作成する必要があります。
順序ですが、
- SATのページに行き、Otros trámites y serviciosのVer másをクリックします。
- 下にスクロールしIdentificación y firmado electrónicoを開き、その中のGenera y actualiza tu Constraseñaをクリックします。
- 入ったページの下の方に登録を行うための順序が書かれているのでそれに沿って登録を行います。
3の順序ですがスペイン語で書かれているのでその訳を書いておきます。
- Iniciarのボタンをクリック。
- e.firmaを持っているかどうかを自分の状況に合わせてオプションを選択。(SATの予約を取って行ったことがない方は持っていないはずです)
- RFCを入力。
- コード(英数字が並んでいるもの)を入力。
- SATに登録されているメールアドレスの選択。このメールに手続きの続きの方法のメールが来る。(このメールアドレスの登録はRFC発行時に使われているアドレスになると思います。会社の人がRFCを取得してくれだ場合は、会社の総務スタッフにどのアドレスで登録したかを聞きそのメールアドレスでメールを開く必要があります。一度パスワードを手に入れるとインターネット上でメールアドレスの変更ができるので、後に個人のアドレスに変更することをおすすめします。)
- 送られたメールのリンク先に入る。
- フォーマットを入力。
- パスワード作成証明書の印刷をする。
以上になりますが、5の時点で詰まってしまうことがあると思います。
もしメールアドレスが見つからない場合は直接SATに行く必要があります。
そこでパスワード作成を行うことになります。
SATに行くには予約有、または予約無しで行くことができます。パスワード作成には予約無しで行っても待ち時間はそれほど長くはなりません。
持っていくのは身分証明書、RFC、そして登録したいアドレスになります。
受付が予約有り列と無し列になっており、並ぶ必要があります。
予約有りで行く場合は、ネットで予約する際に何日、何時に何の目的で行くのかを選ぶ必要があり、最後に予約表としてその紙を印刷して持っていかなければなりません。それなので、予約有りの場合は受付で紙と身分証明書を渡すだけで大丈夫ですが、予約無しの場合は列に並んで自分の番が来るまで待ち、受付でどのような目的で来たのかを説明をする必要があります。
その後は中で順番を待ち、担当者のところに呼ばれるのでそこに行けば担当者は目的を知っているので、後は言われるがままに対応していけば問題ありません。
上に予約無しでも待ち時間はそれほど長くはないと書きましたが、仕事の合間で抜けてSATに行く人が多いと思います。その場合は予約をして短時間で済ませて会社に戻るのが良いと思います。
Part 2 に続きます。